男の子いじめ


ある夏の日。

いつものように呼び出された僕は、目隠しをされた状態でベッドに寝かされた。
「ほら、腕あげなさいよ、服脱げないでしょ?」
彼女の為すがままに、服は脱がされていく。
「はい、お尻あげて。そうそう、ズボン脱がすよー」

ズボンを脱がされてしまったら、次に見られるのは下着。
汗ばんだ足に、ひんやりとした空気が流れ込んでくる。

「女の子にズボンを脱がされた」「抵抗もできるはずなのに」
ただひたすら、その事実を僕は受け入れていく。次第に息が荒くなり、顔が熱くなる。

相手の表情が分からないが、想像は出来る。時折聞こえるくぐもった笑い声が僕を余計に惨めにさせる。
暗闇の中、彼女の二ヤついた笑みだけが浮かんでくる。全てを見透かされているような、そんな顔。

「ふふっ・・・ほんとに、穿きっぱなしなんだね」
デパートで買わされた男児用の白ブリーフ。少しキツいと思ったが、小柄な僕にはピッタリだった。

言い訳はたくさんある。
「好きで穿いてるわけじゃ」
「本当は穿きたくなんか
「そもそも英莉が」


「っ・・・」

叫びたかった思いは、全てゴクリと飲み込んだ。
「いつでも脱いでいいって言ったのに」

言わなくても、きっと分かってる。いや、バレてる。
僕は、その事実を受け止めるだけ。

「好きで穿いてるんだもんね~」
そう

「本当は穿きたくてしょうがないんでしょ?」
全て

「私が命令したお陰で穿けるんだから、感謝してよね。」
言うとおりだった。